資産運用日記

2019年03月23日

とうとう発生した「逆イールド」

(ブルームバーグ): 22日の米株式相場は大幅反落。世界経済の伸びが鈍化している兆候が増えた。米国債は買いを集め、10年債利回りが急低下。3カ月物と10年物の利回り水準は、2007年以降で初めて逆転した。

昨夜のダウは460ドル安と大幅に反落しました。
そしてとうとう、逆イールドが発生したようです。逆イールドとは、簡単に言うと「長期金利より短期金利のほうが高くなること」です。

通常は、短期金利より長期金利の方が金利は高いのが当たり前ですが、景気が加熱してくると、政府はそれを抑制するため政策金利を上げ、短期金利が上昇します。ただし、将来は景気が悪くなると予測される場合、短期金利に比べ長期金利が十分に上昇できない場合があります。短期金利だけが上昇し長期金利が上昇せずに金利の逆転が起きることを逆イールドと言います。

昨年くらいから、米国の金利がそろそろ逆イールドになりそうだという兆候がありましたが、とうとう、その時がやってきたようです。過去の事例からすれば、逆イールドの発生からだいたい1年ちょっとで景気後退(リセッション)に入っているとのこと。いよいよ冬の時代の到来でしょうか?

私は少し前から、来るべきリセッションに備えて運用を積立て中心にしてきました。個別株は高配当のディフェンシブ銘柄だけを残し、現在はほぼ整理ができている状態です。まだ少し残っているものもありますが、近いうちに整理は完了すると思われます。

まだしばらくは不安定ながらも上昇する相場が続くかもしれませんが、暴落がいつ訪れるか分からない状況にあることは、頭の隅に置いておいた方がいいでしょう。私は今後しばらくは、相場に左右されず地味にコツコツ積立てで運用を続けていくつもりです。

冬の時代が到来しても、資産運用そのものを止めることは決してありません。冬の時代にこそコツコツと運用を続けることが、将来大きな利益を生むと信じているので、むしろ望むところかもしれませんね。


mari5smz at 13:33|PermalinkComments(0)

2019年03月10日

「FOLIO」のミニテーマ始めました

HALICOです。最近なかなか更新ができずすみません。

先週の株式市場は久しぶりに不穏な空気が漂う1週間でした。そんな中、1月末から始めた「FOLIO」のテーマ別投資をいったん全解約致しました。

「早っ!」と思われるかもしれませんが、個人的にテーマ別投資は長期向きだとは思っていませんし、ある程度利益が出たら、潔く利確というスタンスでいいのかなと思います。ここ数日、少し下がってはきましたが、最終的に5.2%の利益は確保できました。今後また不安定な相場に戻るかもしれないので、いったん退避です。

その代わりと言ってはなんですが、同じFOLIOでミニ株投資を始めました。
FOLIOの「ミニテーマ」は2019年3/6~6/5の期間限定で、下記のテーマが約1万円から購入できます。
通常のテーマ投資との違いは、10銘柄構成ではなく、3銘柄構成という点です。また、購入時手数料はキャッシュバックされるとのこと。

<購入できるミニテーマ>
・サイバーセキュリティ
・キャッシュレス
・アンチエイジング
・もしバフェットが日本株を買ったら
・5G
・ようこそ日本へ

私は「アンチエイジング」を除く5テーマを2単位ずつ購入してみました。
しばらくは「ミニテーマ」のみで運用してみようと思います。
10銘柄構成と比べるとテーマ毎の分散効果は小さくなりますが、5テーマ購入したので、同じ金額の中での分散効果はより高くなるはずです。1テーマ1万円前後からなら、資金の少ない方や初心者でも気軽に始められますよね。

また今後の動きはその都度レポートしていきたいと思います。


mari5smz at 17:25|PermalinkComments(0)

2019年02月25日

【祝 】総医研ホールディングス ストップ高!

こんにちはHALICOです。先週は忙しかったので久々の更新になってしまいましたが、今日は嬉しいニュースがありました。私がこの2年ほど長期で保有し、このブログの中でも度々紹介していた「総医研ホールディングス(2385)」が寄り後いきなりストップ高となったのです!



ブログパーツ・株価ナノチャート

同社は、中国の有力流通企業であるGolong社との資本・業務提携に合意したとのこと。中国市場における化粧品および健康補助食品などの販売に関して提携関係を構築するのだそうです。経済成長に陰りがでてきたとはいっても、やはり中国。14憶人の市場ですよ。規模が違います!今後の展開がさらに楽しみになってきました。

もともとこの会社に期待はしていたのですが、保有してからずっと急騰と急落を繰り返して同じところを行ったり来たりしていました。優待が魅力的なので、下がったら買い、上がったら売るの繰り返しで、地味に利益を上げてきました。

いつか大きく上昇することを信じて保有してきたのですが、いつも急騰後に必ず急落するので、最近はあまり期待しなくなっていました。しかし、今回はいつもの意味不明な急騰とは違う気がしています。これをきっかけに、本格的に上昇気流に乗ることができるかどうか楽しみです。

ただひとつ残念なのは、先日まで500株持っていたところを、最近少し騰がってきたので300株売ってしまったことです。もう少し待っていれば良かったと今更ながら後悔しています。株式投資のあるあるですけどね。でも全部売っていなくてよかった。まだ株価の安いうちに、買い戻しておかなければと思っているところです。明日は買い増しできるといいな。


mari5smz at 23:41|PermalinkComments(0)

2019年02月09日

【日本株】「レオパレス21」施工不良問題でストップ安!

こんにちはHALICOです。
今週の日本株は、8日(金)に日経平均が400円以上下げましたが、それ以外は基本的に安定した値動きでした。

その中でとうとう来たか!と思ったのが、昨日の「レオパレス21(8848)」施工不良問題です。レオパレス21は建物に不備が相次ぎ、住民に引っ越しを要請しているそうです。このニュースを受け、昨日同社の株価はストップ安となりました。

レオパレスと言えば、以前より壁が薄い物件の代名詞のように言われていたり、物件オーナーから集団訴訟を起こされたりしていましたが、今回のニュースのダメージは今までの問題の比ではないようです。

実は私、1年ほど前までレオパレスの株を持っておりました。株価が安い割に配当と優待が良かったのですよ。物件に対して良くない噂は多々ありましたので長期持ちするつもりはなかったのですが、幸い私が持っていた期間は株価が上昇していたので、それなりに儲けさせていただきました。手放したのはちょうど「物件オーナー集団訴訟」のタイミングでした。

その時には今回ほど大きな騒ぎにはなりませんでしたが、やはり株価は下がりましたし、いずれ今回のようなことが起きるのではないかという予感はあったので、それ以降レオパレスに手を出すことはありませんでした。

「嫌な予感」は割と当たるものです。私は株取引きを行うにあたって、この「嫌な予感」には素直に従うようにしています。これは理屈ではないので説明はできませんが、長期間その株と付き合っていると、何かが起こりそうな予感だとか、株価が暴落しそうな気配を感じる瞬間があります。その何かを感じた際にはすぐに逃げることにしています。もちろんハズレることもありますが、その場合はまた仕切り直せばいいだけです。

「レオパレス21」の株価は火曜日どうなるのでしょうか。ホルダーの方々は気になって3連休どころではないでしょう。この問題自体がすぐに収まるようなものではないようなので、株価もいったいどこまで下がるのか、やはり不祥事は怖いですね。いくら割安でも、よくない噂のあるところに投資する際にはそれなりの覚悟が必要です。


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mari5smz at 22:54|PermalinkComments(0)

2019年02月03日

「投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2018」の結果について思うこと

こんにちは、HALICOです。 ちょっと遅くなりましたが、先月発表された「投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2018」の結果について、個人的な感想を書きたいと思います。

まずはこちらの結果からご覧下さい。

1位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
3位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
4位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
5位eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
6位セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
7位バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
8位eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
9位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
10位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
投資信託のランキングにはいろいろなものがありますが、私が一番信頼をし、毎年参考にさせていただいているランキングがこちらの「投信ブロガーが選ぶFund of the Year」です。

信頼できると思う一番の理由は、投票しているのが一般の「投信ブロガー」の方々であるということです。

金融商品は、売り手側の思惑が入ると真実が曲げられてしまう場合もあるので、証券会社やファンド、投資情報サイト等のランキングは鵜呑みにはできません。

こちらのランキングも決して鵜呑みにしているわけではないですが、実際に個人投資家である「投信ブロガー」による個人投資家のためのランキングということで、実質的に一番リアルな人気ランキングだと思っています。

そして今年の感想ですが、「ランキング上位に入る投信が大きく変わったな」という印象です。この2年間で iDeCoが大々的にプロモーションされ、つみたてNISAも始まり、手数料の安い長期投資向きと思われる投信がずいぶん増えました。それまでの数年間は上位ファンドのラインナップが大きく変わらなかったので、今年の急激な変化に驚かされました。

私が今から積立投資を始めるのであれば、おそらく保有する投信は全く違ったのではないかと思います。

その中でも「eMAXIS Slimシリーズ」の躍進はめざましいです。インデックスファンドのパフォーマンス差は、信託報酬の額で変わってくると言っても過言ではないので、業界内で率先して運用コストを下げる努力をしているこのシリーズが評価されるのも当然の結果でしょう。

その中で、以前からこのランキング上位の常連である「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が、今年も「2位」をキープしているところに注目です。私はこの投信を3年近く積立てしていますが、その間にもずいぶん信託報酬が下がっており、常に利用者の利益を最優先に考えてくれていると感じられます。

そして、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」も根強い人気です。
今までトップ10の常連だったファンドの多くが脱落する中、今年も5位をキープしています。信託報酬は0.6%と現状では決して安くないのですが、長年の地味ながらも安定した運用成績が信頼されての結果でしょうか。個人投資家の間では、既に資産運用の定番といえるかもしれません。ちなみに私もこちらのファンドをiDeCoで積立てしています。

一方、「レオスのひふみ投信 」や「結い2101」等、今まで10位以内の常連だったアクティブファンドがトップ10に入れませんでした。2018年は荒れた相場でしたので、アクティブファンドには少々分が悪かったかもしれません。今年相場が持ち直せば、また評価が変わってくるのだろうと予想します。

いずれにしても、投信選びの正解は数十年後になってみない分かりません。とりあえず、自分が選んだファンドを信じるしかないのかなと。新しいファンドは次々に出てくるので、その度に乗り換えていたらきりがありません。同じ内容のファンドで手数料の差が大きなものが出てくれば乗り換えますが、あまりコロコロ変えるのもどうかと思うので、今のところは現状維持です。

投資信託|セゾン投信
長期投資のセゾン投信

mari5smz at 18:26|PermalinkComments(0)